代表挨拶


藤田医科大学医学部 統合外科のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
2024年4月1日より8代目統合外科運営委員長を拝命いたしました総合消化器外科学講座の須田康一です。

藤田医科大学病院外科は、消化器、心臓血管、血管、呼吸器、小児、臓器移植、内分泌、乳腺、緩和医療の各外科が1つに集まり統合外科という体制を作っています。各領域に各々の分野で著名な教授陣(総合消化器外科 須田、先端ロボット・内視鏡手術学 宇山、心臓血管 高木、血管 山之内、呼吸器 星川、小児 井上、移植 剣持、乳腺 喜島、内分泌 日比、緩和医療 臼井)をはじめとした多くの優秀な指導医を擁し、プライマリケアから専門性の高い悪性疾患手術、臓器移植、低侵襲手術まで満遍なく学べる環境です。

当院は1,376床を有する本邦最大規模の大学病院で、年間14,000件以上の手術を実施し、豊富な症例数を誇っています。特に手術室ではda Vinci Xi Surgical System (Intuitive Surigical) 3台、da Vinci SP Surgical System (Intuitive Surgical) 1台、hinotori サージカルロボットシステム (Medicaroid) 1台、Hugo RASシステム (Medtronic) 1台、合計6台の手術支援ロボットが稼働し、年間約900件のロボット支援手術を施行しています。

また、充実した連携施設を有し、希望に応じた様々な形で外科専門医専攻研修を行えます。消化器内科との連携により消化器内視鏡専門医や消化器病専門医などの内科系専門医取得も可能です。救急総合内科との連携により、救急科専門医と外科専門医のいわゆるダブルボードを目指すacute care surgeon養成プログラムも稼働しています。

2012年にda Vinciの手術トレーニングを行うダヴィンチ低侵襲手術トレーニング施設、2019年にロボット手術のトレーニングも施行できるカダバーサージカルトレーニング施設、2020年にhinotoriの手術トレーニングを行うメディカロイドインテリジェンスラボラトリー (MIL)、2024年に開腹、腹腔鏡、Hugoの手術トレーニングを行うMedtronic Surgical Experience Center (MSEC) を順次開設しました。これらの施設を活用して、次世代を担う若手低侵襲手術執刀医を数多く育成しています。

最新のエビデンスに基づいた集学的治療により根治性向上を追求する一方、個々の患者さんのニーズに応じて腹腔鏡/胸腔鏡手術やロボット支援手術などの低侵襲手術を積極的に活用し、合併症が少なく機能温存に優れた手術を提供すべくスタッフ一同切磋琢磨しています。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ見学にお越しください。



2024 年 4月 1日
藤田医科大学医学部 総合消化器外科学講座
須田 康一